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2024.03.19

【家は軒にこだわろう】深い軒で建てる家

埼玉県で高気密高断熱の注文住宅を建てる!!

「超」高性能 × 自然素材 の家づくり

HEAT20 G2レベル BELS 取得

ひのきで建てる家

withHOME Saitama 株式会社

「知って選ぼう!理想の注文住宅」建築営業の原田です。

このブログはこれから埼玉県で注文住宅を

建てたいと考えている方に

 

家づくりを失敗しないための知識を紹介

 するためのブログです。

 このブログが目に留まり、お会いできる日を想像しながら

 更新をしていきます!

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さて、本日は

「軒」の話です。

軒とは

「軒」とは、外壁から伸びている屋根の部分のこと。

「軒の出」は、「軒」の長さを指す言葉です。

近年は軒がない「軒ゼロ住宅」も増えていますが、軒の出を設けることにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?

また家の外観にどのような影響を与えるのでしょうか。

 今回は、軒の出の役割や平均的な長さ、外観の印象、軒下空間のアイデアなどを書きたいと思います。

 軒の出とは?

軒の出は外壁から伸びている屋根の部分である「軒」の長さを指し、読み方は「のきので」です。

まずは軒の出の概要を把握しておきましょう。

 どこからどこまでが軒の出? 測り方は?

「軒の出は、屋根を支える外壁の柱の中心から、軒の先端である軒先(のきさき)までの距離を指します。

軒の出の長さは、屋根の傾斜、いわゆる『流れ』に沿うのではなく、水平距離で測ります。

軒の出の長さは、屋根に沿ってではなく水平距離で測る

軒の役割は?

 軒の出には、直射日光や雨、雪などから外壁を守る役割があります。

「日本は四季があり気候の変化が大きい国です。

しかし昔の日本家屋は、今の家のように断熱性や気密性が高くありませんでした。

そのため軒を長く出して日差しや雪などを防ぎ、さらに木戸、縁側、障子などを活用し、屋外の気温の影響を直接受けない工夫がされていたのです」

軒の出の標準の長さは?

 軒の出の長さについての決まりはないため、好みにあわせて自由に決められます。

フラット35の住宅仕様実態調査では、軒の出の長さは「60cm600mm)以上80cm800mm)未満」がもっとも多く、32.8%となっています。

 

 軒ゼロ住宅が増えている理由は?

 近年「軒ゼロ」住宅が増えています。軒ゼロとは、軒の出がない状態を指します。

軒ゼロが増えているのにはどのような理由があるのでしょうか?

「軒ゼロの家は凹凸が少ない外観になります。

シンプルモダンですっきりしたデザインが好みの人が増えてきているのが理由だと思います。

 あと家は基本的に凹凸が少ないほど、建築費用を抑えられる傾向があります。

軒ゼロにすれば、その分の材料代や手間をカットでき、工期も短くできるのがメリットです。

近年建築費が高騰している都会では、コスト面から軒ゼロを選ぶ人も多いのだろうと思います」

 軒の出があるメリットは?

 意匠性を高められる

 「軒を出すと、家を軒が出ている方向に大きく見せることができます。

外壁から一回り大きく屋根が出ることで、とくに和モダンの住宅では水平ラインが美しい外観デザインになります」

 軒の出がある家の外観

軒を出すと家の幅が広がり、長く伸びる水平ラインをつくれるので意匠性が高くなる

気候の影響を和らげられる

 「四季があり、夏暑く冬寒い地域が多い日本では、軒の出をつくると気候の影響を和らげることができるのもメリットです。

例えば軒を長く出し、真夏でも直射日光が屋内に入らないようにすれば、家の中の気温が高くなりすぎず快適に過ごせます。

また冬の寒い日でも、軒が長く出された家は冷気が家に直接当たりにくくなります。

そのため霜が降りてガラスが凍ったり、家の中に直接冷気が入ってくるのを防ぎやすくなるのです」

 雨漏りを防ぐ

「軒があると、外壁と屋根の接合部からの雨漏りを防ぎやすくなります。

例えば大雨が降ったときに、軒に取り付けた雨どいから雨水がオーバーフローして外壁にかかってしまうことがあります。

そんなとき、軒ゼロだと雨どいから外壁と屋根の接合部までの距離が近すぎて、あふれた雨水が浸入してしまう場合があるのです。

もちろん雨仕舞い(あまじまい=家の中に雨水が入らないようにすること)がきちんとできていれば問題はありませんが、軒ゼロでの雨仕舞いは高度な技術が求められます。

一方、軒が長ければ、そのような心配をする必要はほとんどありません」

 窓から雨が入るのを防ぐ

「軒の出が長いと、窓から室内に雨が入りにくくなるので、雨の日でも窓を開けて外の空気を取り込めます。

 近年は、通常の雨に加えてゲリラ的に突然大雨が降ることも増えました。

そんなときでも軒が出された家では、窓を開けたままにしていた部屋が濡れるのを防ぎやすくなります。

 軒が長ければ長いほど、雨との距離は遠くなり、雨音が小さくなるので室内が静かに感じることもあるほどです」

 家の劣化を防ぐ

「軒の出が長いと、外壁に直射日光や雨が直接当たりにくくなるので、劣化を防ぐことができます。

とくに外壁材にサイディングやガルバリウム鋼板を使っている場合、コーキング材の劣化対策として、軒の出を長くすると有効です。

またバルコニーの床の防水層やウッドデッキなども、軒でカバーすれば紫外線や雨などから守り、長持ちさせることにつながります」

 外部からの視線を遮(さえぎ)る

 「軒を長く出すのは、外部からの視線を遮るのにも効果的です。

例えば平屋の場合、軒の出を長くすることで、二階建ての隣家からの視線が入りにくくなります。

 

また軒が道路に向かって長く出ていると、外部から見たときに軒や軒の柱が先に目に入るので、その奥まで視線が届きにくくなる効果もあります。『大きな掃き出し窓にしたいけれども外からの視線が気になる』といったときには、軒の出を長くすることを検討してみるとよいでしょう。

あわせて外からのぞかれにくい低反射ガラス(鏡のように反射して中が見えにくくなるガラス)を採用するのもおすすめです」

軒の出があるデメリットは?

 好みの外観にならないケースがある

 「軒は長く出せば出すほど、外観の凹凸が目立つようになります。

そのためシンプルモダンなすっきりとした外観が好みの場合は、望む形状にするのは難しくなるでしょう」

 建築費用が高くなる

「軒を出すにはそれだけの材料が必要になり、職人の手間もかかります。

工期も長くなるため、その分建築費が高くなってしまいます」

 建築面積に含むことで居住空間に影響が出る場合がある

 「軒下に柱を立てた場合はそこまで、また壁や柱から軒先まで1m以上ある場合は、軒先から1m後退したラインまでを建築面積に含めなければなりません。

建築面積は建ぺい率(敷地面積に対する建築面積の割合)によって制限を受けるので、制限ギリギリで家を建てる場合は、軒の出を長くすることにより居住空間が狭くなる可能性があります。

 そのため広い敷地を確保しにくい都市部においては、居住空間をできるだけ広く取るために、軒の出を短くする傾向があるようです」

 注文住宅の軒の出の長さを決めるときのポイントは?

 最後に、注文住宅の軒の出の長さを決めるときのポイントを解説します。

 軒は『日陰でゆっくりお茶を飲みたい』『自転車を濡らさずに保管したい』など、ちょっとした暮らしの満足度を高められるパーツの一つだと思います。

軒はただ出せばいいというものではなく、どうして出すのか、どのように活用したいのかまで考えた上で、確かな意図をもって出すことが大切です。

また同じ日本でも、沖縄と北海道では家のデザインが違うように、地方や気候によって適した軒の出の長さや出し方も違うでしょう。

さらには同じエリアであっても、家を建てる土地の形状や方角などによりどう軒を出すといいのかは異なります。

そのため注文住宅を建てるときには、その地域を考えた設計が重要です。

 これからその土地にどんな家を建て、どんな暮らしをしたいのかまで話し合えるwithHOME Saitamaで、ぜひ一緒に家づくりを楽しみましょう。

 

本日は軒の話を書きました。

軒の出をコントロールした素敵な住まいを

今後のブログを通じて、さらに内容を深堀して、様々な、住宅にかかわることをご紹介していきたいと思います。

家づくりはお施主様の希望によって正解は様々です。

その唯一無二の答えを導き出したいと思います。

ご質問やご相談がございましたら、下記までお気軽にご連絡ください。

harada@withdom-group.jp

スタジオでお会い出来ますことを楽しみにしております。

安全で快適に長くお住まいを一緒につくるために、

withHOME Saitamaは今後もサポートし続けます。

それが私たちwithHOME Saitamaの家づくりです。

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