当時は建築業に着手したばかりで、自社の展示場もない状態でした。
まだまだ軌道に乗っておらず予算も少ない。
そのうえ、そこに新型コロナウイルスの流行が重なり、
お客様が窓口になかなか来て下さらない状況に陥りました。

どうしたものかと頭を悩ませていたときに、
WITHDOM Groupの南郷社長から「動画を作りませんか?」と提案があったんです。

今はSNSが発達して、「お客様が色々な情報を自ら得て、選ぶことが出来る」時代です。
すなわち、展示場に行く前から選択は始まっているのです。

そういった時代の風潮も鑑みると、動画というジャンルは競合が少なかったこともあり
考えてもいいのかなと思い、契約を決めました。

動画スタートして半年ほど経ってから、お問い合わせが増えてきました。

現在、YouTube経由の問い合わせ数は月に3.4件はありますね。
YouTubeをきっかけとした契約数は、直近で2棟。
売却、新築を同時に契約というものもありました。
こうして見ると始める前とは明らかな違いをやはり感じています。

動画を通して、スタッフだけでなく会社そのものも、お客様にとって親しみやすい存在として
認識されるようになったのは良かったですね。

また写真でなく動画で見せるので、実際の建物についての理解というか、
建物の細かいところや、込められた思いがお客様と共有しやすくなった部分はあると思います。

立ち上げから今まで諸事情があり、人数にも限りがあって対応できなかったため、
敢えて売り上げを抑えていた状態です（苦笑）。
ただ、建築の宣伝広告費はゼロ。不動産の広告費も月5万円くらい。
完成見学会も2022年3月でやめました。

現状、広告費をかけなくても、かけているときと同等の集客ができている状態です。
いま会社を大きくして広告を出せば、爆発的に伸びる確信はあります。

動画で我々の顔や人となりを見てからいらっしゃるお客様が増えましたので、一昨日ご来店されたお客様からも
「いつも見ているから、初めて会う感じがしない」と嬉しいお言葉をいただきました。

そしてこれはとても大きな差だと思うのですが、
例えばお客様から資料請求があって、こちらから動画を送った場合と、
お客様みずから検索して動画に行きついて見る場合。
後者は、お客様の本気度がまるで違う。
我々の動画を見て納得したうえでアクションを起こしてくれているので、温度差の違いは非常に感じます。
第一線に立っている企業ほど、その違いが見えやすいのではないでしょうか。

動画制作会社は数あれど、ほとんどの会社が住宅の素人です。
編集の仕方も建築をわかっているかどうかで全然違うものになると思います。

その点、Creative Labo.は住宅会社がやっている動画制作サービスです。
同業者だからこそのアドバイスをもらえるところや、言わずともわかる「阿吽の呼吸」で進むので、とてもやりやすい。

しかも、伸びる動画なんかを惜しみなく共有してくれる。同業者なのに。
嬉しいですよね。あ、スタッフの話だよね？スタッフは最悪です（笑）

（一同、笑）

テレビCMはやっていました。でもテレビは、CMが流れても1回きりですよね。その時それを見てなかった人には伝わらない。
その点、YouTubeはいつでも見たい時に見れます。

だから、今後はいつでもアクセスできるよう残すこと、見てもらうことが大事だと考えてYouTubeを始めようと思いました。

コロナでモデルハウスを見に来れない人にモデルハウスを見た気になってもらう事もできますしね。

お客様に伝えたいことが伝わりやすくなった、が大きいかな。
昨今わからないことを調べるのはYouTubeという方も多いですよね。映像は情報量が多いから、
漫然とテキストを眺めたりするより見ていて伝わりやすい、理解がしやすいということかもしれません。

まだ直接的な影響はわかりません。ただ、いろんな方から「YouTube見たよ」や「あれよかったね」などのお声をいただきます。

なのでじわりと間接的に広がりを感じている部分はあります。今後に期待です。

「YouTubeで見ると、実際に見に行った気になりました」などの声をよく頂きます。
見学会などに行きたかったけど行けなかった人に、行ったのと同じくらいの情報量を提供して、行ったのとあまり変わらない状態になってもらう。
それで連絡や来場をされる方は本物ですよね。ですから、引き込みの幅が広がったというのがYouTubeの効果だと思いますよ。
リモートで家にいる時間が多いため楽しんで見ているという声もありましたね。

最初はYouTubeをやるのは不安がありました。
しかし、実際に一緒に動画を作っていく上で、自分ひとりだけの考えではなく、
スタッフからのアドバイスもミックスして動画を作れるので、結果としてとてもいい動画ができていると思います。